毎日寒い日が続いていますね。
日本海側の大雪による車両の立ち往生のニュースは、
とんでもないことになっていましたね。
ニュースの映像の中で、普段雪が少ない地域での
屋根の上の積雪荷重とか心配になってしまいますね。
こんにちは、設計部の木村です。
寒い季節にありがちなのですが、設計の打ち合わせをしていますと
床暖房の検討検討したいというお客様が出てきます。
エアコンでは、どうしても下半身が寒いと感じている人が多いからだと思います。
先日、お引渡しさせていただきました、N様邸の床暖房を
体感させていただきました。
最高気温を示す午後2時頃、おじゃまさせていただきました。
↓外気温は、約6℃と、この日も風が強く吹いて寒い日でした。
室内に入ると、まだ入居前なので、カーテンもついていませんが、
風の音も聞こえず、足裏は、ひんやりした状態でした。
また、床暖房のあるLDKは、オープン階段になっていて、
2階まで吹き抜けの状態です。
↓床の温度を計測しますと、約10℃でした。
(外部との気温差4度でした)
↓実験なので、床暖房は、ちょっと強めで、スタートしました。
↓10分後。床暖房のある床面の温度は、20℃になっていました。
(あたたかいです。)
※家具を置くLDKの端の部分には、床暖房パネルが入っていません。
↓更に、10分後。床面温度は、24℃になっていました。
(大変、あたたかいです。これなら、エアコンの暖房は、いらないくらいです)
↓N様のLDKには、単相200Vの壁掛けエアコンが付いていましたが、冬は、いらないかもと思ってしまいました。
↓吹き抜けにシーリングファンを取り付けると、部屋全体の温度をうまく均一にできますね。
↓トップライトから青空が見えて気持ちいいいですね。
さて、この床暖房は、温水式床暖房です。
東京ガスのエコウィルプラスで、床を温めています。
↓エコウィルプラスは、停電時に手動にて、最大約980Wの電力が
確保できる優れものです。(エンジンは、HONDA製だそうです。)
停電時でも、床暖房が使えるなんてすごいですよね。
エコウィルは、ガスで発電し、その発電時の熱い熱を利用して、「お湯」を沸かす
システムとなっています。
総合エネルギー効率を高めた新しいシステム、エネルギーを無駄なく使う「コージェネレーション」となっています。
冬のこの時期、床暖房でお湯を使用するN様邸の場合は、このシステムは、たいへん効率が良いシステムの選択となりました。
エコウィルのデメリットもあります。
家族が少なかったり、お湯を使用しない場合は、発電しませんので、電気代が安くならないため、設置のメリットが感じられません。
いづれにしても、設置を検討する場合は、イニシャルコストとランニングコストのミシュレーションをしっかりやることが大事なのかなと思いました。
床暖房システムは、他には、電気フイルム式もあります。
また、別な機会に、体験報告させていただければと思います。
↓外に温度計を戻して、10分後、気温は6℃に戻ってしまいました。
やはり寒かったです。
エコウィル床暖房体験させていただきまして、N様ありがとうございました。
(設計 木村)